家の中には世界がある


 最近思ったことが「インターネットってすごい」ということです。
今更ではありますが、新型コロナウイルス時代に、とても痛感させられました。

 緊急事態宣言が発令した去年までは、アルバイトとして働いていました。
自宅に帰ってから見るYouTubeは、自己啓発ものや天職に関するものばかりでした。
特に仕事に関しては、勝手に「一生の課題」のようなもので縛られていた気がします。
何か好きなことを見つけなければいけない、趣味や少しでも興味があるものを探して、それを仕事にした方がいい、などといった動画に何時間も使っていました。
そんな時間自体が無駄だと感じると同時に、もう一つ思ったことがありました。
天職なんてない」ことです。
 
 今まで働いていたお店をやめ、出かけられない状況が続く中、パソコンを購入しました。
まったくスキルがない状態ですが、インターネットを通して仕事をすることに興味が湧いてきました。
オフィスなどで働かれている方には、当たり前の事かもしれませんが、アルバイトで体を張り、時給で働いてきた者にとっては、目の前の世界が一気に広がったように感じました。

 インターネットのおかげで、家にいながらでも専門家のセミナーなどに参加できます。
最近は習い事だってできます。
勉強は必要ですが、少なからず収入を得ることもできます。
本当に人が必要としていることは「天職に就く」ことではなく「自由になること」です。
自宅にいながら世界とつながれるインターネットは、改めてすごいな、と感じさせられました。